幼児のピアノ自宅練習
幼児のピアノの練習は、どのようにしたらいい?
今日は、ご自宅での練習の仕方・幼児の場合をお伝えしようと思います。
個別によく聞かれることですが、今日は一般的なアドバイスとして書きました。
こちらを読んだ上で、どしどしご質問ください!
ご自宅の環境と親御さんの生活スタイルに無理がないように
まずは、ご自宅の環境と親御さんの生活スタイルに無理がないようにしてください。
親御さんが苦しいと続きません。
頑張り過ぎずに、お子さんの姿を見て親御さんも楽しめるような、余裕のあるスタイルにしましょう。
練習の時間は一緒に楽しむつもりで
練習時間は一緒に楽しむつもりで側にいてあげてください。
まだ曲を弾く段階になっていない生徒さんの場合は、音楽タイムと考えて、音楽を流したり、一緒に歌ったり、踊ったり、ピアノの音を好きなように鳴らしたり、自由に音や音楽を楽しみましょう。
「お子さんは感じてキャッチし、面白いかどうかを判断します」
面白ければ、またしたいと思い、それが継続の道になります。
最初は15分位から様子をみましょう。
毎日でなくてもOK
毎日ピアノに触れさせよう、と思うと苦しくなるかもしれません。
親御さんが疲れているときは、パスしてください。
時間を決めましょう
規則的にすると継続しやすいです。
おやつの前、夕ご飯の後、など、ちょうど良い時間帯を決めてピアノに促してみてください。
乗らない日は、楽譜を広げてお話したり、ノートにお絵描きしたり、で構いません。
レッスン時でもメールでも、随時お知らせください
私からもおうかがいしますが、どうぞ様子をお知らせください。
レッスンにおいても大変役立ちます。
誘うような、声がけの仕方も大事
「練習しなさい」はNGです、とお伝えしていますが、お子さんがやる気がでるように乗せてあげる言葉も大事です。
関心をもって「聞かせて!」と伝えることが第一です。
お子さんの弾いているのを見て、もどかしく思う節もあるかもしれませんが、一生懸命な気持ちを受け止めて、まずは褒めてあげましょう。
親御さんが「こういう風に弾いてごらん」と示すのは、あまり得策ではありません。
また「ミスをしないように弾こう」「もっと大きな音を出そう」などもNGです。
お子さんは、音を楽しんでいたり、ピアノと話し合って音を出している最中です。
尊重して、見守って、笑顔で受け止めてください。
楽譜に書いてある指示を読んで、促していただけると助かります
練習の仕方を書いておくこともありますので、一緒に楽譜を見て確認する習慣を持っていただくと、お子さんも楽譜を注意して見るようになります。
練習の指示は、現状を考慮して行っていますので、変えてしまわないようにお願いします。
疑問に思った点は、遠慮なく質問してください。
また、指示の他に書いてある言葉や絵が見つかるかもしれません。
お子さんと曲のストーリーをイメージしながら、レッスンしています。
関心をもって聞いてあげてください。
お子さんは、喜んで色々お話してくれると思います。
お子さんの現在の状態は?
当然ですが、お子さんにも無理のない内容やペースで行ってください。
「しなきゃいけない」「やらされている」と感じ始めると、面白くなくなり、遠のいていきます。
親御さんがレッスンの経験がある場合、自分の時と比べてしまい、何か言いたくなるかもしれませんが堪えてください。
親子と言えども、方法やペースは全く違います。
また勉強と同様に伸びる時期、年齢もさまざまです。
また、まだ手が弱く、5の指を使うと手が傾いてしまったり、音がよく鳴らない指があったりしても、指示を参考にしながら、見守ってください。
反抗期やモヤモヤ・イヤイヤ期を迎えている場合
この時期は、親御さんも大変ですね。
成長の過程で皆さんに起こり得ることです。
毎回、一緒に考えて策を練って進んでいます。
先に「約束は守ろう」とルールを作っておくことは有効です。
例えば「おやつを食べたらピアノに向かおうね」と約束しておき、促してみてください。
それでも言うことを聞かないこともあるでしょうが、本人は自覚しているものです。
無理やりさせず、様子を見てください。
特に、スイッチが入ってしまったときは、違うことに気を向けさせて落ち着かせましょう。
どうぞ遠慮なく、お知らせください。
相談しながら乗り越えましょう。
ある程度進んできたら
お子さんが同じ曲を何回も弾いていたら、そっとしておいてください。
イメージを膨らませているかもしれません。
「何回弾いたら終わり」というのが最も詰まらない練習です。
お子さんはノルマをこなして、やった気になります。
ただし、乗っていない時は有効です。
そういう日は気持ちを切り替えて、今日は「何回弾いたら終わり」でも良いと思います。
「今日、上手く弾けなくても、5回練習したら、明日はその分、上手くなっている」
と、先生が言っていたよと声がけしてください。
本当にそうですから(^^♪
また気付いたことがありましたら、更新します。