英語学習法 早稲田大学 国際教養学部 2年生 平江貴彦さんに聴く 第2回目

英語学習法
早稲田大学 国際教養学部 2年生 平江貴彦さんに聴く
第2回目

皆さん、こんにちは!
第2回目は平江さんの幼少期のアメリカ生活について紹介したいと思います。

平江さんは3歳9ヶ月で渡米され、4年半をアメリカのカリフォルニア州ロックリンで過ごされました。
ロックリンはどんな町でしたか?

ロックリンは人口約7万人位の都市で、カリフォルニア州の州都サクラメントに近く、サンフランシスコにも比較的近い所です。
英語では ”the city of Rocklin”と言います 。
住居は、円形の道路に面して20件位の家が建っている住宅エリアでした。
父の会社の関係で、その場所に住むことになりました。
家の周りは特に危険なこともなく、帰国までの間、近所の子供とよく遊んでいましたよ。

写真 ロックリンの街 お待ちください^ ^

とても良い環境に住まわれていたのですね。
3歳の平江さんは、どんな性格のお子さんでしたか?

好奇心旺盛で明朗快活な子という感じでしょうか。笑
特に怖がりだとか、物おじするとか、そういうことは無かったと思います。
ただ、プリスクールに行き始めた頃は、しばらくの間、毎朝泣いていたようです。

アメリカ生活の中に飛び込んで、いよいよ小さな平江さんの大冒険が始まったのですね!

写真 渡米した小さな平江さん 右 (^O^☆♪

 

 

 

 

 
それでは、プリスクールの様子を聞かせてください。

プリスクールにはキンダーガーデン(幼稚園)に入る前の数ヶ月間通っていました。月水金の週3日、9時から12時まで、往復は母親に車で送迎してもらいました。
他の子供達も皆そうでした。

通い初めはどんな様子だったのでしょうか?

最初の2週間位は毎朝泣いていたようです。
渡米する前、日本でも短い間、幼稚園に通っていましたが、その時も朝、お迎えのバスに乗る時に泣いていたそうです。
プリスクールでは、言葉が通じないことが不安だったという記憶はありませんが、寂しさが大きな原因だったと思います。

「頑張れ〜。だんだん楽しくなるよ〜。」って応援の声を掛けたくなりますね。
感受性が豊かなお子さんであったろうと、現在のピアノの演奏からも十分に察することができます。
プリスクールでは、どのような事をしましたか?

幼稚園や小学校へ向けた準備がメインだったので、文字を書いたり、フォニックスに触れたり、クラフトをしたりしました。
クラフト(工作)は、例えば、ボールを転がして絵を描いたり、自宅からピンクの物を持ってきてとか、紫の物を持ってきてとか指示をされ、それを使って楽しんだりしました。
一つよく覚えているエピソードがあって・・・
プリスクールの先生が何か言ったんですが、それが「醤油ぶっこむ」って聞こえて笑
もちろん空耳なんですが。
家に帰って母に「醤油ぶっこむって何だろう?」と話したそうです。

大爆笑

今でもよく分かりませんが、当時の話をする時には、いつもネタになります。

推測するにプリスクールの先生は ”Let me show you a book on the shelf.” って言ったのかな??
答えは迷宮入りですが、読者の皆さんの名推理をお待ちしています!笑

キンダーガーデンに進むと、毎朝フォニックスを学ぶ時間がありました。
それが大変今に生きていると思っています。

外国人だけでなく、全員が学ぶのですか?

はい、そうです。みんなで習いました。
ABCのうたを歌ったり、sh ch ar ould oo などの特徴的な音を出す文字の組み合わせも毎朝声に出して練習しました。
数字を書くこともしていました。

これは英語学習の大きなポイントになりそうですね。

幼児のうちに沢山発音して体で覚えることは、日本人にとっても有効な方法でしょう。
勉強というより楽しく声を出して身につける時間は、ぜひ取り入れたいですね。
キンダーガーデンで思い出に残っているイベントもぜひ紹介してください。

パジャマディ(pajama day)という日があって、みんなパジャマで登園したり、
クレイジーヘアーディ(crazy hair day)という日は変な髪型で、
クレイジーソックスディ(crazy socks day)という日は変わった靴下を履いて登園したり、
ユニークなイベントがいくつもありました。
また登園100日を祝う100daysでは、何かを100個持って登園しました。
レゴブロックだったり、米粒だったり。

ワオッ!
それイイですね!とっても楽しい企画だと思います。
登園に慣れずに頑張っているお子さんの後押しにもなるかも。
うちの教室でもやりたいなぁ^ ^

それからバレンタインディには、クラスメイトにメッセージを書いて、
お菓子も準備して、全員で交換したみたいです。
クリスマスはブックエクスチェンジ(Book Exchange)という企画があって、
家の本を持って行き、皆で円をつくって、
音楽が流れている間に隣の人へ本を渡していき、音楽が止まった時に持っていた本をもらうというものです。

日本でもプレゼント交換でする方法ですね。
お金を使って買うばかりではなく、読み終わった本を交換し合うというのも良いと思います。

ここまでお話しを聴いている表情からも、最初泣いていた小さな平江さんが段々と慣れていったのだろう、と想像できました。

写真 ローラースケートもできるようになったよ!

 

 

 

 

教室でも早速、フォニックスを見直したいと思います。
100days記念の企画も面白そうなので、楽しんでみたいなと思いました。

皆さんは何に興味を持ちましたか?
質問、大歓迎です。

次回もどうぞお楽しみに!

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大野ピアノ教室、ミュージックソフィア英会話を主宰しています、大野由美子と申します。
東新宿・新宿7丁目で生まれ育ち、レッスンを始めて30年以上が経ちました。
音楽大学時代に教育への思いが深まり、教職免許をとった後、1988年から一人ひとりに向き合った音楽教育をしていきたいと思い、大野ピアノ教室をスタートいたしました。
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