初めてのピアノ発表会、本番を楽しめるように、どのように過ごしたらよいでしょうか?
発表会、成功の秘訣:親御様へのアドバイスとポイント
その時々に各項目を読み返してみてください。
より分かり易く更新していきます。
中学生以上の生徒さんは、ご自身でも読んで、自分にできることを参考にしてください。
- 発表会当日までの流れを把握する
- 発表会で気持ちよく演奏ができるように仕上げる
- 衣装を準備する
- 発表会1週間前の過ごし方
- 発表会当日の過ごし方
発表会、成功の秘訣:親御様へのアドバイスとポイント
1.発表会当日までの流れを把握する
11月から本番3/29までの流れをお知らせします。
11月
・選曲後、練習スタート
☆幼児、初級の方は上達の様子をみながら選曲します。
12月
・会費お納め1回目(12/25 1月分お月謝と共にお振込みいただきます)
☆会費は12月、1月の2回に分割して集めさせていただきます。
☆会費詳細は別途メールにてお知らせします。
・パッソアパッソ(日曜日にご都合を調整して行います)
☆パッソアパッソとは?
教室にて3組程度(生徒さん1人と親御さん1人)、30〜40分程度の小さなおさらい会です。
演奏後、歓談します。
会費はお1人1000円(ご兄弟は2人目から500円)
少人数の楽しい雰囲気の中、一人ひとり目標をもってレベルアップを目指します。
発表会に通じるマナーも学びます。
パッソアパッソとはイタリア語で一歩一歩という意味です。
今回の内容
お辞儀をして人前で弾くことを体験します。
今回は、すでにレッスンで習った曲を演奏します。
☆本番につながる体験となり、事前準備や当日までのアドバイスも致しますので是非ともご参加ください。
1月
・会費のお納め2回目(1/25 2月分お月謝と共にお振込みいただきます)
2月下旬から3月初旬(日曜日にご都合を調整して行います)
・パッソアパッソ
内容:本番前のリハーサルをします。
本番当日の流れ、ホールでの諸注意のお話、質疑応答をします。
☆本番当日ホールでのゲネプロ(直前のリハーサルのこと)は短時間で行いますので、事実上のリハーサルとなります。
上手くいった点、改善したい点を見つけることが本番成功の鍵となります。
☆発表会はチームワークでもあります。
一致団結して楽しい一日にするために全員参加でお願いします。
・3/29 本番
忘れ物。遅刻をしないよう余裕をもってお出かけください。
2.発表会で気持ちよく演奏ができるように仕上げる
本番はまだまだ先・・・と思っていると、あっという間です。
計画的に仕上げて熟成させて本番に臨みます。
・暗譜は早めにして、その後、表現を楽しむ時間を多くとる
「仕上げ」は暗譜ができたら終わりではありません。
むしろ、ここからが音楽表現を深めていく、楽しい時間でもあります。
練習中にイメージした物語や風景が、より鮮明になると、演奏も一段上になります。
・いつもの仕上げより、念入りに仕上げる
なぜなら舞台上で緊張しても「たくさん練習した」という気持ちが後押ししてくれるからです。
(幼児の生徒さんは、「かえるのうた」の楽譜に書かれた花丸を思い出してください)
5回弾いても全て上手くいく位、弾き込みましょう(^^)/
・本番の練習をする
お辞儀をしてから弾いてみる、録音してみる、ご家族にお客様になってもらう、など、
本番を意識した練習をしてみてください。
緊張感に慣れると本番も本領発揮できますね。
小学生高学年以上の生徒さんは、録音してみることが効果的です。
それだけで緊張感が増しますが、プレッシャーを感じながら、いつも通り弾けるか試してみましょう。
この練習の注意点が2つあります。
1つ目は、生徒さんが照れていたり、失敗してしまったりしても、決して叱らないでください。
幼児のお子さんも段々上手くなりますし、本気になるとビシッとします。
自信を失ってしまったり、プレッシャーを過剰に感じてしまったりすると、本番が楽しくなくなります。
上手くできた点を見つけて、「ここが良かったよ」と伝えながら、もう一回やってみようと思えるように進めてください。
2つ目は、本番が近づいても、この練習ばかりしないでください。
曲への思いを巡らせながら、楽しんで弾くことが最も大事なことです。
「この曲は、〇〇な感じがするね」「上手いね、もう一回聴かせて」など、生徒さんが嬉しくなったり、やる気になったりする声がけを続けてください。
3.衣装を準備する
・早めに用意する
発表会で着るお洋服は、早めに用意することをお勧めします。
ご本人のワクワク感が増して練習の励みになる、見た目のアドバイスをいただけるなど、
良いことも多いです。
周りの方に伝えておくと、「1回しか着ていないお洋服があるわ」と譲ってもらえることもあると時々聞きます。
レンタルされる方は、3月は混み合うようなので、早めに予約しておかれると良いでしょう。
12月は華やかなお洋服が店頭に並びますのでお気に入りをみつけるチャンスです。
また、本番の演奏に意外な点も影響するからです。
・必ず、事前に着用して弾いてみる
首・袖付けが苦しい、ドレスの生地がすべって座り辛い、など弾きづらさを感じる場合があります。
必ず事前にチェックしてください。
長袖の場合は、手にかぶさらないように(レッスンの時にお伝えしているように手首が出るように)しましょう。
ペダルを踏む方は、靴も履いて試してみてください。
・スーツの場合、本番は上着を脱いで弾く
形にもよりますが、ジャケットは弾き難いと感じることが多いです。
スーツを考えていらっしゃる場合、演奏時は上着を脱いで弾くこともイメージしておいてください。
紺やグレーの配色になる場合は、コサージュ、ネクタイなどに差し色を入れると華やかさがプラスされます。
・ドレスはひと工夫でアップ
シックでシンプルなドレスやお手持ちのドレスに、長めのスカーフやコサージュなどをプラスするだけで、舞台上で映える衣装になります。
オカダヤさんやユザワヤさんで生地や素材を購入し、手作りされるのも賢くドレスアップする方法です。
シフォンの布で簡単にスカーフのようなものができます。
アクセサリーを着用される場合は、首が苦しくないか(ネックレス)、耳元で音が鳴ったり落としたりしないか(イヤリング)チェックしてください。
お子さんはアクセサリーは不向きだと思われます。
よろしければ、ご相談ください。
・ヘアスタイルは重要
何と言っても、弾いている時、髪の毛が邪魔になると集中できません。
また見栄えの点でも顔が隠れては、暗い印象になり残念です。
顔がすっきり出るように、ヘア飾りを使って工夫してみてください。
客席側になる右側にポイントをもってくるのも素敵です。
ショートカットの方や男子は、前髪を整髪料でセットするとフォーマルな雰囲気になります。
よろしければ、ご相談ください。
4.発表会1週間前の過ごし方
後いくつ寝たら・・・と楽しみにされている生徒さんもいらっしゃるでしょう。
1週間前で最も気を付けたいことは、
1. 体調を管理する
音楽家にとって練習と同じ位重要な項目ですが、皆さんも少しだけプロ意識をもって過ごしてみてください。
ピアノを弾くことは、声は出さずとも喉を開けて呼吸を伴って歌っている状態に近いです。
おさまっていた咳が出てくることもあります。
また鼻水が出ていると集中力も欠いてしまいますね。
本番を楽しむためにも体調を崩さないよう注意してお過ごしください。
2.ケガをしない
いつもよりケガをしないよう気をつけてください。
筋肉痛になったり、寝違えたり、些細なことも本番では気になります。
3.いつもと同じように練習を続ける
上手く弾けるようになったから大丈夫!と油断して練習をしないと、本番数日前に弾けなくなってしまい慌てるという事態になりかねません。
また、これでいいと満足してしまっても当日よい演奏ができません。
本番まで「こんな風に弾きたい」と探求心をもって続けましょう。
幼少の生徒さんへは、親御さんからのお声がけが魔法となります。
4.ホールへのアクセスを確認する
交通手段、かかる時間を計算して、余裕をもってホールに到着するようにイメージしておきましょう。
5.当日の諸注意を思い出しておく、談笑する時間をつくる
当日の注意をお子さんと一緒に思い出しておいてください。
お子さんは、前もって聞いておいた注意をよく覚えていて守ってくれます。
そして「いつも通り弾こうね」と声をかけ、お子さんが舞台上でいい演奏をしている姿を一緒にイメージしてみてください。
緊張感が高まっているお子さんにはプレッシャーをほぐしてあげてください。
「失敗しないように頑張ろう」ではなく「たくさん練習したから大丈夫、楽しもうね!」
とお声がけください。
5.発表会当日の過ごし方
1.一日、発表会に集中する…気持ちの準備、余裕を持った行動
発表会前は予定を入れず、ご自宅で練習するなど、ゆっくりお過ごしください。
気持ちの準備、余裕を持った行動が本番に大きく影響します。
発表会終了後も慌てて次の予定に向かうことのないようにお願いします。
お子さんは、次に予定が入っていると、それを気にして集中できなくなることが多いです。
2.事前に交通機関の状況をチェックする
ナビタイムなどを利用して、利用する公共交通機関に遅れがないかチェックしましょう。
タクシーをお考えの場合、渋滞に巻き込まれないよう、早めに到着するようにご出発ください。
※事前にお伝えしますが、ホールには一般用の駐車場はございません。
自家用車でのご来場はご遠慮ください。
3.自宅で練習しておく
ホールでは練習はできませんので、自宅でしておきましょう。
気持ちも落ち着きます。
4.忘れ物をしないように
当たり前のことですが、忘れ物をしないよう再確認をして出かけましょう。
特に演奏する曲の楽譜は忘れないようにしてください。
ホールに到着したら…
その後のことは、また後日。